ビールは太る?その原因は?カロリーや糖質はどれくらい?

皆さんはビールはお好きですか?仕事終わりのビールや、お風呂上がりのビールは至福のひと時ですよね。僕の父もお風呂上りは毎日ビールをおいしそうに飲んでいます。

世間では「ビール腹」という言葉があるように、ビールには太るイメージがありますが、本当に太りやすいのでしょうか?

中には痩せるという意見もあり、どれが正しいのか分からないですよね。

今回はビールは本当に太るのか?カロリーや糖質は他と比べてたかいのか?など、気になる情報を詳しく調べてきました。

ビールのカロリーと糖質

実際にビールのカロリーはどれぐらいあるのでしょうか。サイズごとに分けて見てみましょう。

缶ビール1缶(350ml)・・・141kcal
中ジョッキビール1杯(500ml)・・・210kcal
大ジョッキビール1杯(700ml)・・・280kcal

次にお酒の種類ごとのカロリーを見てみましょう。

ワイン1杯・・・90kcal
ウイスキー・・・75kcal
ハイボール・・・70kcal
日本酒1合・・・200kcal
焼酎ロック・・・70kcal

となりました。

こうして見るとやはりビールは他のお酒と比べて少しカロリーが高いように見えますね。

しかしそれでも食品全体から見ればビールのカロリーも低い水準で、ご飯一杯が約240kcal菓子パン一個が約300kcalあり、ビール単品ならそこまで高くありません。

次に糖質について見ていきましょう。(100ml)

ビール・・・3.1g
日本種・・・3.6g
発泡酒・・・3.6g
ワイン・・・4g
梅酒・・・20.7g

以外にもビールの糖質はお酒の中では比較的低い方だということが分かりました。また、食品全体の平均が18.5gで、食品の中でも低い水準になるようですね。

太る原因

ではなぜビールは太りやすいと言われているのでしょうか。その原因はいくつかあります。

飲む量

まず一つ目の原因は飲む量にあります。

友達や仕事の同僚との飲み会でついつい多く飲んでしまう人はたくさんいますよね?

ビール1杯のカロリーはそこまで高くないかもしれませんが、飲み会などで5杯、6杯、と飲んでしまうと、ビールだけでも1000kcalを超えてしまいます。

さらに、毎日の飲む量にも気を付けなければいけません。

缶ビールを1日2缶飲むという人は、1ヶ月で8,400kcal
1日3缶飲むというひとは、1ヶ月で12,600kcalになってしまいます。

ビールは1日1缶にしておきましょう。

一緒に食べる物

次の問題はおつまみなどの食べ合わせにあります。

ビールのおつまみといったらなにを思い浮かべますか?唐揚げや焼き鳥など脂っこいものやこってりしたものを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

ビールには炭酸や独特な苦みがありますよね?これが唐揚げや焼き鳥などのこってりしたものと相性が良く、ついついたくさん食べてしまい、とんでもないカロリーになってしまうことはよくあります。

また、ビールには胃酸を分泌して食欲を増進させる効果があります。

このように、ビールをたくさん飲み、脂っこいおつまみをたくさん食べることによってあっという間に太ってしまうというわけです。

ではどうすれば太らずに飲むことができるでしょうか?

おつまみを選ぶ

食物繊維が多いもの
最初に食物繊維が多いものを食べると、糖質が吸収されにくくなり、血糖値の上昇を抑えてくれます。その結果、ビールが脂肪になりにくくなります。

枝豆
野菜サラダ
切り干し大根
キノコ
海藻

など。

カロリーが低いもの
言うまでもなく、カロリーが低いおつまみを食べれば、太りにくくなります。

馬肉
刺身
冷奴
ハツ
おでん

など。

脂肪が含まれているもの
これは意外と思うかもしれませんが、太る原因は主に糖質や炭水化物です。脂肪はお腹にたまり、食べすぎを防いでくれます。

ハム
ベーコン
ソーセージ
バター
チーズ

など。

後は、とにかくビールを飲みすぎないことです。ノンアルコールや糖質オフのビールを飲んだり、1日1缶までにするなど、飲む量には気を付けましょう。

ビールの効能

カロリーが高い、太るなど、色々と悪いイメージがあるビールですが、昔はビールは薬と言われた時代があり、体にいい効能もちゃんとあります。

認知症予防

ビールにはイソα酸という苦み成分が入っており、この成分が、ミクログリアという免疫細胞を活性化させます。そして認知症の原因の一つであるアミロイドβという老廃物を抑制してくれるのです。

まさかビールに認知症予防の効果があるとは思いませんでしたね。

動脈硬化の予防

ビールにはキサントフモールという成分が入っています。このキサントフモールという成分が、HDLコレステロールという善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防してくれることが分かりました。

免疫力増加

人にはNK細胞というウイルスに感染した細胞を破壊する免疫細胞があります。

ビール作りの原料であるビール酵素がこのNK細胞を増加し、また、疲労感も軽減されたということが分かりました。

他にも便秘、ストレス解消など、ビールには様々な効能があることが分かりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ビールは、

カロリーや糖質は全食品の中ではそこまで高くない
太るのは飲む量や食べ合わせが原因
体にいい効能もある

ということが、分かりました。

ビールには体にいい効能もありますが、飲みすぎて健康を害してしまったり、太ってしまったら元も子もありません。

僕の友人も20代前半で、高校時代は野球部だったのですが、毎日多くのビールを飲んでいてもうすでにお腹が膨れています・・・。

一日の飲む量を決めたり、飲み会の回数を減らすなど、適量を飲むように気を付けましょう!