働く社会人のご褒美、それはボーナス!!!
さて、2018年に入り、早くも夏のボーナスの時期がやってまいりました。皆さんは一般的なボーナスの支給日や支給額はご存知ですか?
今回はボーナスの支給日や支給額、さらに、支給額から引かれる金額も徹底的に調べました!
2018年夏のボーナスの支給日は?
夏のボーナスの支給日は民間企業と公務員で違いはあるのでしょうか。また、どの時期が特に多いのでしょうか。支給日を詳しく調べてみました。
●民間企業・・・6月中旬~7月上旬
●公務員・・・6月29日(金曜日)
■公務員の支給日
公務員の夏のボーナスは法律や条例で6月30日と決められています。2018年の6月30日は土曜日なので、支給日は前の日の6月29日になります。
夏のボーナスの日が決まっているというのは後のお金を使う計画が立てやすそうで羨ましいです。
さらにちょうどプレミアムフライデーなので贅沢をする人が多そうですね。
■民間企業の支給日
民間企業は業種や企業によって少しバラつきがあり、6月中旬から7月上旬になっています。特に多いのは7月10日前後の金曜日です。
この時期になる理由は企業側の都合で、月の初めにたくさん集金したいからという理由が多いようです。
夏のボーナスの支給額はいくら?
支給額はどれくらいなのでしょう。民間企業と公務員の差はどれくらいあるのでしょうか?これも詳しく調べてみました
・公務員の支給額
国家公務員の夏のボーナスの平均支給額は、三菱UFJリサ平均は65万5735円になるとのことです。
2017年冬の68万1500円よりへっていますが、これは平均年齢の低下と夏冬のボーナス支給割合の差によるもので、年間支給月数は変化がないそうです。
では、地方公務員はどうなのでしょうか。地方公務員も国家公務員の支給実態に合わせる所がほとんどだそうで、
ただ、公務員のボーナス額は
(毎月の給料×地域手当×扶養手当)×支給月数
で決まります。
地域手当(物価調整が目的)が多い本省勤務の国家公務員や、都道府県の本庁に勤務している人の方がボーナスの支給額は多くなります。
結婚をしていて子供がたくさんいるという人も当然支給額は多くなります。
支給月数は、毎月8月の人事院勧告で決まってくるのですが、6月の段階では分からないので、一旦前の年の勧告ベースで支給されます。
・民間企業の支給額
民間企業の支給額は業種や企業の規模によって大きくパラつきがあります。
大手企業だと平均して基本給の2~2.5ヶ月分で、多いところだと3.5ヶ月分もらえるところもあるようです。
中小企業の平均は基本給の1~2ヶ月というところが多いようです。
2017年夏のそれぞれの平均支給額を見てみると
●大手企業・・・約84万円
●中小企業・・・約37万円
となっています。
中小企業は、大手企業に比べてだいぶ少ない金額になっていますね。しかし、ボーナスを支払っていないという中小企業も少なくなく、もらえるだけありがたいと思った方がいいのかもしれません。
日本経済新聞社が調査した、2017年の会社別平均支給額ベスト3を調べてみました。
1. 戸田建設・・・約135万円
2. SONY・・・約131万円
3. トヨタ自動者・・・約121万円
ついでに、業種別の平均支給額ベスト3も調べてみました。
1.自動車・部品・・・約97万円
2.マスコミ・出版・広告・・・約89万円
3.機械関連・・・約87万円
すごい金額ですね。これだけもらえると逆に使い道に悩んでしまいそうです。
支給額からさらに引かれる!
実は上に書かれてあるボーナス支給額からさらに引かれます。
▲ 厚生年金
▲ 健康保険料
▲ 雇用保険料
▲ 所得税
などの社会保険料から引かれた分が手取の金額となります。
理由はというと、ボーナスは税務上では「給与所得」として扱われているようだからです。
例としてボーナスが50万円の場合…
▲厚生年金・・・4万5750円
▲健康保険料・・・2万4750円
▲雇用保険料・・・1,500円
▲所得税・・・1万7479円
手取り金額が41万521円になります。
結構引かれるんですね…
使い道について
ついでに、ボーナスの使い道についてのランキングも調べてみました。
●3位・・・好きなことに使う
欲しいものを買う、旅行をする、投資をするなど、好きなことに使うという使い道が3位でした。
たまには思い切って贅沢をしたり、家族や友人と旅行に行ったりして気持ちをリフレッシュするのも大事です。仕事へのモチベーションが上がり、効率化にも繋がります。
調べてみると意外にも投資をされる方も多いようです。僕はまだ株や仮想通貨には手を出していませんが、確かに一度にまとまったお金が入ってくるので、使い道としてはいいかもしれませんね。
●2位・・・ローンの返済や保険、税金の支払い
ボーナスの使い道でランキング2位になったのが住宅、車のローンの返済、保険や税金の支払いに充てるというものです。
中には、奨学金の返済や2年に1度の車検費用に充てるという方も多いようです。
生活するだけでも何かとお金がかかりますからね。ボーナスをそういう生活費用に充てるという使い方も多いですね。
しかし、会社によってはボーナスが不定期支給、もしくは支給されないという所も少なくありません。会社の体制をしっかりと把握して、支払いの計画を立てた方が良さそうです。
●1位・・・貯金
ボーナスの使い方堂々の1位はやはり貯金です。子供の学費、怪我や病気になった時の治療費、老後の生活費、家電が壊れた時の買い替えなど、いざという時のために貯金は絶対必要でしょう。
口座を複数持ち、目的に応じて使い分けたり、定期預金を利用して貯金するという方も多いようです。
専門家の話では、ボーナスの2割を自分の好きなことに使い、5割を家や車を買うなどの目的のある貯金、3割を万が一何かあった時の臨時の出費のために貯金をする、というのがおすすめだそうです。
まとめ
支給日
●公務員の支給日は6月30日(今年は29日)
●民間企業の支給日は6月中旬から7月上旬
支給額
●公務員の平均は65万5735円
●民間企業の平均は大手企業が約84万円
中小企業が37万円
さらに厚生年金、健康保険料、雇用保険料、所得税でかなり引かれるということが分かりました。
ちなみに僕は地方の中小企業で働いていたのですが、高卒で、新入社員だったということもあり、夏のボーナスはなんと2万円でした!
元々あまりボーナスが高くない会社だというのは分かっていたのですが、この金額にはさすがに愕然としてしまいましたね。
皆さんは夏のボーナスはいくらもらっていますか?あまり使いすぎるといざという時に困りますので、計画的に使っていきましょう!